2012年7月14日土曜日

「荒野の恋2」タカハシマコ 原作:桜庭一樹


荒野が好きなの、
告白・・・それはせつなくて苦しくて

父の愛人が家に押しかけてきたところを、またしても悠也に助けられる。
荒野は、悠也に、そんな父をもつ苦みを泣きながら打ち明ける。
悠也は自分の部屋にこいと荒野を誘う.....

悠也の部屋には本とレコードがいっぱいある。
時折悠也の部屋から音楽が聞こえてくるが、
荒野にはそれが何て音楽なのかよくわからない。
悠也はそれが、ジャズだと教え、
そして、荒野の父が、ジャズの演奏家のように、ハングリーアートの人で、
そしてそれは仕方ないことで、
そんなことは荒野には関係ないことだと話す。

悠也の部屋で聴くジャズ、
トランペットの音が荒野には悲鳴のように聞える。
そして、聴いているとなぜか荒野の瞳から涙が零れ落ちる。
焦る悠也、荒野の頭に触れようとするが・・・・・
そんな悠也からなぜかとてもいい匂いがする。

講談社 なかよし KCデラックス














そして強く胸が痛む。

夏休みに入り、何の予定もなく、
江里華とも気まずいまま話せずにいた。
そんな中、江里華が突然、荒野の家にやってきた。(焦る荒野ちゃん)

話があるという江里華、
何気に邪魔が入りすぐには本題に入れないけれど、
江里華はずっとごめんと荒野に謝る。
そして「荒野が好きなの」と告白する。

講談社 なかよし KCデラックス















荒野も江里華が好きだよ(お約束なボケ)と言うが、
「・・・荒野、そうゆう好きじゃないよ」と.....


講談社 なかよし KCデラックス












わーん、もう思いっきりの百合告白で、
頭が真っ白くなってしまいましたよぉ.....
江里華ちゃんかわいい、

江里華がなぜ荒野に冷たかったのか、何気に気づいてましたが、
いや、本当にそうなのかと、
そして、作中、悠也を見る江里華の目が怖いので、
ははーんと、
江里華は悠也もまた、自分と同じように荒野が好きだし、
荒野は悠也が好きなのよね、っと突っ込まれて、
また強く胸が痛む荒野ちゃんなのでした。


江里華が荒野に告白し、
江里華は居たたまれなくなり、部屋を出るんですが、
蓉子(義母で悠也の母)が立ち聞きしていて、うまく江里華をフォローしてくれます。
さすが大人の女性という感じで.....

物語はその後、悠也が海外留学をするという突然の報告で
3巻に引き継がれます。

わー、3巻楽しみです。
巻末のお知らせでは完結ってなってますが、これで終わりなんですかね?

しかし、このお話は『なかよし』なんですよねぇ・・・・・
前回も言いましたが、大人でも?大人が?楽しめます(笑)

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