2012年5月17日木曜日

「ちょっとだけ贅沢な時間を」山川あいじ

Nostalgie
過ぎ去った時代を懐かしむこと。懐古、追憶

「ちょっとだけ贅沢な時間を」は、
母親の初恋相手に娘が会い、幼かったあの頃の母親の想いを、
初恋相手だった男性が、その娘から教えられるという、
なんともほろ苦く、ノスタルジックなストーリーです。

物語は、娘、矢島環(たまき)が、突然、母親の初恋の相手で、
理髪店を営む、貝田勇に合うところからスタートする。

貝田は環をみて、中学時代の恋人、矢島祥子を思い出す。

元々貝田は本人も公言するほど祥子の事が好きで、
ある事をきっかけにして、直接その想いを、祥子本人に伝え、
2人のなんとなくなお付き合いがスタートする.....

なんとなくのスタートなので、
お付き合いしていくうちにその人の良さがわかってきて、
だんだんその人が好きになっていったりってありますよね、

反対に、なんとなくなので、
この人は私の何が好きなんだろう?って疑問も湧いてきたり、

しかし、祥子の父の転勤により2人は別れる事になるのだけれど、
祥子は貝田を想い待っていた.....

時間というのは辛かった過去を忘れさせる力があります。
そして、過ぎ去った時代を懐かしむ事ができるようになります。

祥子の想いを知った、貝田の追憶......

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