(3)つまさきで踊る
今僕は恋をしたんだ.....
森の宮は、新書から少女漫画誌に部署異動させられた、イケメンの編集者。
担当した作品がヒットしたりして、お仕事はよくできるが、毒舌だ(悪気はない)
集英社 マーガレットコミックス
しかし、29歳の今まで恋をしたことがない、
つきあってもせいぜい数ヶ月で、「好き」という感情がわからない。
イケメンが故の悩みもあったりして、
必要以上に人と関わりをもたないようにしてる。
そんな彼がいつも行く本屋さんで働いている女子、白井麻子。
白井は大胆にも、森の宮の購入した本に連絡先を忍ばせて逆ナンパする。
集英社 マーガレットコミックス
「好き」という感情がわからない故に、彼女のした行動がよくわからない森の宮、
担当している漫画家さん(女子)から逆にアドバイスを受け、
彼女が「勇気を出した」という事を知る。
誠意をもって連絡しようとする森の宮だが、
元カノに会ったりして、自分自身の性格を再認識させられ.....
集英社 マーガレットコミックス
連絡はしないでいたが、ある夜、ばったり白井に遭遇して
つい、気持ちとは裏腹な事を言ってしまう。
人から肯定されたり、気にかけられたりしている事がわかると、
なぜかその人が憎めなくなったりしますよね、
森の宮は内面よりもむしろ外面を肯定さてきたので
白井とのやりとりで、自分の外面でなく、
内面を肯定してくれる白井が気になってくる。
誰かを好きになると、人間変われるものですよね、
何もかもが輝きを持ち、世界がこれまでとは違って見たりして、
あと、人に優しくできたり.....
物語の終盤、盛り上がったところで落とされますが、
そこは谷川センセ、裏切りませんw
女の子から告白するのってとっても勇気がいると思うんです。
一見何もないかのように、さらっと言ったりしますが、
内心、すごくドキドキしていて、
いっぱいいっぱいだったりして、
好きな人に、好きっていってもらえるのはとても幸せな事だと思うのです。
しかし、恋って、後で振り返ると、そこにいくまでの過程が一番熱かった、
と思うのですが.....
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