忘れられない人っていますか?
この単行本は4つの短編で出来ていますが、
原題にある忘れられないは2部構成なので、
実際には5つの作品となります。
(1) 忘れられない 前編
(2) 忘れられない 後編
(3)つまさきで踊る
(4)エンドレスマーチ
(5)春の前日
しかし、途中に「告白物語」という1ページのインターバルが、
忘れられない後編の後と、あとがきで2箇所あります。
(1) 忘れられない 前編
(2) 忘れられない 後編
(3)つまさきで踊る
(4)エンドレスマーチ
(5)春の前日
しかし、途中に「告白物語」という1ページのインターバルが、
忘れられない後編の後と、あとがきで2箇所あります。
(1) 忘れられない 前編
智花の家では1年に1日だけ、桜の頃に、母親がいなくなる日がある。
小さい時は気にしていなかったけれど、
今年はなぜか1日だけではなく心配になる。
智花の父親は事情を知っているようだが、詳しく話してはくれない。
智花はそんな不安を元彼の暁(あき)に相談する。
前編では母親失踪の手がかりと、
元彼の暁を忘れられない智花の心の揺らぎがメインになります。
お互いがよく知った仲なので、逆に、本当の気持ちを隠したりして、
とても苦しい感じがします。
前編後半の2人のやりとりがもう何といいますか、
智花の葛藤そのもので、笑いでごまかすのですが、
そこはやはり元彼なんですよね、
前編の最後には、えっ、となる事がメタファーから暗示できます。
智花の家では1年に1日だけ、桜の頃に、母親がいなくなる日がある。
小さい時は気にしていなかったけれど、
今年はなぜか1日だけではなく心配になる。
智花の父親は事情を知っているようだが、詳しく話してはくれない。
智花はそんな不安を元彼の暁(あき)に相談する。
前編では母親失踪の手がかりと、
元彼の暁を忘れられない智花の心の揺らぎがメインになります。
お互いがよく知った仲なので、逆に、本当の気持ちを隠したりして、
とても苦しい感じがします。
前編後半の2人のやりとりがもう何といいますか、
智花の葛藤そのもので、笑いでごまかすのですが、
そこはやはり元彼なんですよね、
前編の最後には、えっ、となる事がメタファーから暗示できます。
(2) 忘れられない 後編
智花は母親を追いかけて奈良に向う、
再会した旅館で母親に理由を問おうとするが、結局聞く事は出来ないでいた。
そんな時、暁から連絡が入る。
この間の事もあり、暁の声が聞きたかった智花、
声を聞けて安心していたのだが、会話の終わり際、
暁の電話越しから.....
母親がなぜ毎年桜の頃にいなくなるのか?
その理由を知った智花は、母の愛、父の愛の深さを知り、
自分自身の愛と比べたのではないかと思うのです。
そして、もうあの頃に戻れない自分を知り、
さらに、暁を忘れられない自分の心を知る。
前編では別れ際、智花は振り返り、暁を見てしまいますが、
後編ではもう振り返る事はしません。
まったく関係ありませんが、クリスチャン・スレーターとマリサ・トメイの映画に
「忘れられない人」というのがありまして、結構泣ける映画だったのですが、
知っている人っているのかしら?
(3)つまさきで踊る
(4)エンドレスマーチ
(5)春の前日
は、次の機会で.....
追伸:Cocohana2012年7月号の特別ふろく「花図鑑」に『明け方、露が光っている』という作品がこれまた凄くいいのです。是非
集英社 マーガレットコミックス
「忘れられない人」というのがありまして、結構泣ける映画だったのですが、
知っている人っているのかしら?
(3)つまさきで踊る
(4)エンドレスマーチ
(5)春の前日
は、次の機会で.....
追伸:Cocohana2012年7月号の特別ふろく「花図鑑」に『明け方、露が光っている』という作品がこれまた凄くいいのです。是非

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