2012年6月8日金曜日

「放浪息子13巻 100話 らせんの素描」志村貴子

女子はたいてい 陰険で陰湿で
男子は 乱暴と馬鹿 ばっかり
誰も全然 すきじゃなかった.....

さおりの感情はとてもよく理解できる。
私自身大人になっても、こうした気持ちは多々あるし、
男性という生きものは基本的に乱暴にできていて、
大人になっても子供で馬鹿な人がホント多い、
もちろんそうでない男性も大勢いますが・・・・・、

さおりんは、すごく大人になっている。
二鳥君を好きになって、さおりんは変わった、
小学生の頃だったら、引きこもったりして、外界との接触を遮断していたし、
好きとか嫌いとかは別にして、二鳥君や高槻さん、
その他の人々との関係がさおりんを変えていった。

『すきじゃなかった 』 という過去形が物語るように、
これまでのことを思い出して、

-笑い-となっている。

さおりん本当に大人になったんだなぁ・・・と思うのです。

エンターブレイン BEAM COMIX 放浪息子13



















まぁ、そんなさおりんの思い出し笑いを教室の男子に見られて、
ガターンッて立ち上がるところは、
さおりんのままなんですけれどね(笑)

しかし、らせんの素描ってタイトルは何を意味するんだろうって思うんです。
らせんは何かしらの比喩、メタファーだと思うのですが、
数学的には、三次元の曲線ですが、
巻貝のようなイメージであれば収束または発散するので、
多分らせんとはこちらのイメージではないかと・・・・・、
素描も日本語ですが、デッサンとかに変えてみたとしても、
フランス的なとらえ方と、ドイツ的なとらえ方があるようで、
こういった文学的な解釈はわたしには難しくて、よくわかりません。
文学に詳しい方の解説が欲しいところです。

あと、二宮文弥、
まさかこれが思し召しだなんておしゃいませんよう
お前の運命の相手はあれではなくこれなのだ などと
どうかおっしゃいませんよう・・・・・




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