2012年6月13日水曜日

「明け方、露が光っている」谷川史子

露草:なつかしい関係

男という生きものはどうしてこう・・・・・、

ちっちゃい頃のカホは、夏休みの暑いのも、早起きも苦手だけれど、
水晶みたいな露を含んだきらきら光る青い花、露草を眺めるのが大好きだった。

結婚して初めての夏、カホとショウは喧嘩した。
それはもうなんというか、断然、旦那のショウちゃんが悪い!

だってショウちゃん、初めての夏休みだというのに、
遠出はしたくない、混雑は嫌だ、家でごろごろして溜まったDVDを観たい、
しまいには、カホちゃんにビール取れだの、
もうカホちゃんが怒るのも無理はない。

カホちゃんは優しいので、そんなショウちゃんのわがままも、
お仕事で疲れているから、まぁ二人でのんびりもいいかなぁ・・・・、
なんて思いはじめていた矢先、
ショウちゃんの男友達から、お誘いの電話がぁ、
ショウちゃんはカホちゃんのことも忘れ、男友達のお誘いに二つ返事で乗ってしまう。

ありますよね、男の人って、こうゆうの、ええかっこしい、男のロマンとか言ったりして(ため息)

カホちゃん、切れました。わかります。ほんと、切れて当然です。
ショウちゃん最悪です。

女の子はこうゆう事ですんごく不安になります。
出会った頃はこんなじゃなかった、
メールや電話も頻繁にあった、
会いたくて、帰りたくなくて、
とても幸せだった。









けれど、もう、あの頃みたいに大事な女の子じゃなくなってしまったのかと・・・・・

男という生きものは、バカだけれど、カホちゃんの事忘れた訳じゃない、
ショウちゃんはカホちゃんをとっても大切な存在だと思っている。
だから・・・・・

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