2012年6月19日火曜日
「荒野の恋」タカハシマコ 原作:桜庭一樹
すなわち、スレンダーは秀才
巨乳は天才
荒野、12歳、おとな 以前。
中学の入学式の朝、山野内荒野は急いで飛び乗った電車で、
神無月悠也に窮地を救われる。
その日、朝のホームルームには、なんと助けてくれた、神無月悠也が、
しかも、悠也と荒野は学級委員となってしまった。
この作品は「なかよし」で連載されているんですが、
普通に大人でも読めるところが凄いと思うのです。
女の子が大人になっていくって、
体の変化とか、異性を好きになるとか、家族の事とか、お友達との友情やら嫉妬やら、
いろいろ大変なんです。
そんな荒野ちゃんの何というかアンバラスになりがちな、
女の子の成長を上手く表現しています。
特に、自分ではまったくわかっていない事が多くて、
実は荒野ちゃん、お友達に嫉妬されるぐらい巨乳だったりして、
お友達のお母さんに着物を着付けてもらう際、
女の子の体は本人の了承なしに突然はじまって、終了するまで待ったなしに続くのよね、
なんて言われたり、
最近よく転ぶって思っていると、
家政婦さんの奈々子に、胸のせいだと指摘されたりして、
そして、冒頭の台詞、
やせるのはダイエットすれば、やせる、でも太ったって胸はでてこないぞ、
すなわち、スレンダーは秀才
巨乳は天才
荒野 おまえは いま 天才の道を 歩きはじめたのさ
早く大人になりたい気持ちと、何も変わりたくない、ここにいたい気持ち・・・・・
講談社 なかよし KCデラックス
わたしは、タカハシマコせんせの描く女性が凄く好きです。
とくに最近の作品はわたしのストライクゾーンなんですよね、
荒野の恋 2巻は、2012年7月6日発売ですよ。
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