2012年6月2日土曜日

「忘れられない」谷川史子(その4)

(5)春の前日
この物語はコーラス(平成23年4月)の特大号ふろく、
「乙女こーらす」に掲載された読みきりの短編です。

単行本のタイトルは「わすれられない」なんですが、
この作品は「わすれていた」という感じにもとれる作品です(笑)

何となくこの男子好きだなぁ・・・って、事あると思うんです。
なんというか、自分のツボにはまるような、
だからといって、お付き合いしたいとか、恋人同士でイチャイチャしたいとか、
そんな事にはならなくて、高校を卒業しちゃう・・・・・

春日美鳥(みどり)は高校時代の同級生、山田君の結婚式に参加する。
山田君は、梅と桜の違いもわからないけれど、目がかわいい男の子、
結婚式が終わって、自宅に帰り、
高校時代の山田君とのやり取りを思い出して、美鳥はほのぼのとしていた。
多少お酒も入っていた事もあると思うけれど、
美鳥は自分の気持ちに(今頃になってやっと)気づく・・・・・

ホント、とってもいい感じの短編で、最後ジワってきます。

けれど、美鳥さんってどんだけ鈍いのか、
高校から10年後という設定なので、27歳ですよ・・・・・

ふと、自分自身を振り返るのでした.....orz


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