佐々木みな、17歳にして恋愛指南書読み込み歴6年。
実績と失敗を経て身に付いた傾向と対策・・・
付いたあだ名は「恋愛相談師」
そして今日もまた、ミナに相談が入ります。
その男子は多数の女子とお付き合いしているようで、
いろんな子を泣かせているという噂、
最初から選ばなきゃといいと、ミナの友達は言うけれど・・・
好きになってしまったり、思い通りにいかないと余計に追っかけてしまうもの、
恋する女の子はやっぱりかわいい!! だから、
そうゆう子をもてあそんでいる男なら許しがたいものがあるとミナは思うのです。
普段は相談を受けても、男子を見に行くという事はないのですが、
噂の男子「大藤君」、相談にくる女子が何人もいて、ミナは大藤君を見にいきます。
探りを入れていると、大藤君に気づかれます(ミナもまぁ有名なので)
お互い初めてまして同士なのですが、
「男ならみんな知ってるっしょー、かわいくて有名だもん!」
大藤君、一見チャラい感じの男の子です。(オリラジ藤森さん?)
探りを入れたはずの質問でもうまくかわされてしまいますが、
大藤君本人は、お付き合いしてる彼女は「いない」、「いつもいない」と言います。
・・・?!、いつもいないって・・・、
大藤君は彼女を作らないようにしていて、
女の子はかわいくて、笑ったり、喜んでいる姿を見るのが好きなんだとか、
本人いわく、
話しかけて、良いところを褒めたりすると
嬉しそうにしたり、照れてみたりしてくれる。
そうゆうのは誰かの彼氏になると反感を買うので、
遊んでくれる女子には「彼女は作らない」って伝えている。と・・・
結果、女子がヤキモキするんですけれど、
まぁ、大藤君なりに考えはある様子。
ミナも、女の子がかわいくってトコは理解できる。
そもそも、女の子が恋している姿がかわいいのだ。
「男の人って、女の子を喜ばせると嬉しいって気持ちが元々あるのよ」
この手の話をすると、すぐに悪い奴とか、タラシとか言われるので、
理解してくるミナに、
「なんか、すっげえ、うれしー」
と満面の笑みをかえす大藤君、
そんな大藤君にちょっと好意を持つミナちゃんであった。
その日から、大藤君となんとなく、顔をよくあわせるようになり、
時々、話したりするようになります(笑)
大藤君はミナちゃんが気になるのか、
彼氏がいなくても全然いいの?とか聞いたりします。
ミナちゃんの望む目標は、
私の事を誰よりも好きって言ってくれる人でもなく、
さみしいのを埋めるのでもなく、
条件のいい男の子と付き合うのでもなく、
「わたしがその人のこと心から好きになれる人に出会うことかなぁ」
その言葉に、大藤君、グッときたご様子
「・・・へぇ、いいね」
大藤君についての相談もあまり耳にしなくなり、
それと共に、時々聞くようになった、大藤君のうわさ話、
ミナは胸が痛くなる。
駆け寄って大きな声で、大藤君のいいところはね って話したくなるのも
わたしがお節介だからだけでは、とても片付けられない程、
とても、
言えない程
女の子はいつでも
素敵な恋いを求めている。
そして物語は次回に続くのですが、
ど、どうなるんでしょうか?
まぁ中二ではありませんから、察しはつきますよね(笑)、
そこはお決まりとしても、
楽しむというのが、ある意味ルールなので、
1月号を待ちたいと思います。
12月号のTWO、どの作品も素敵でしたが、
個人的には、
- 湯木のじん先生 「茜君のココロ」
- 綾瀬羽美先生 「ひだまりの海 前編」(後編がとっても楽しみ)
- 紗織先生 「孤独なトナカイ」
- 増田里穂先生 「25日のハグルマ」